あさひ脳神経内科精神科クリニックあさひ脳神経内科精神科クリニック

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内科

Internal medicine

内科
Internal medicine

一般内科の診療

咳、発熱、インフルエンザ、肺炎、糖尿病、高血圧、脂質異常症、貧血、高尿酸血症、痛風、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、不整脈、動脈硬化など内科一般の診察を行います。ここでは代表的な疾患を簡単にご説明します。

かぜ(症候群)

風邪を引いた女性

“かぜ”と一言で言っても、様々な症状があります。一般的には「様々なウイルスによって起こる症候群で、良性の自然軽快する症候群」と考えれば良いです。咳・鼻水・のどの痛みといった急性副鼻腔炎・急性咽頭炎・急性扁桃炎・急性気管支炎などが多いですが、中には発熱や倦怠感のみのもの、下痢などの消化器症状を有するもの、頭痛が主体のもの、発疹を有するものなどもあり、ただの“かぜ”とは言い切れない場合もあります。“かぜ”ならば薬の内服など必要なく経過する場合が多いですが、その他の病気が紛れ込んでいることもあります。長引く場合は『ただの“かぜ”だから…』と安易に考えず、受診してご相談ください。

1.普通感冒
多くはウイルス性感染で、原因としてはライノウイルスが最多となっています。
せき、はな、のどの3症状が『同時に』『同程度に』出現します。抗生物質は効果がないため、不必要となります。症状に対して治療を行います。
2.急性咽頭炎・扁桃炎
咽頭痛を主症状とするタイプの風邪です。細菌性は全体の10%と言われています。ウイルス性ではライノウイルス20%、コロナウイルス5%、アデノウイルス5%と他のウイルスもあります。細菌ではA群β溶連菌が15~30%、C群β溶連菌5%と他の細菌もあります。喉の拭い検査を行い、溶連菌の場合は抗生物質が必要となります。
3.伝染性単核球症
発熱、咽頭痛が主体で、EVウイルスとサイトメガロウイルスによる伝染性単核球症という病気です。リンパ節腫脹、脾腫、軟口蓋における点状出血が特徴的です。採血でリンパ球優位、肝機能障害があることを確認すれば診断が可能です。当院では採血結果が当日に出るため、当日に判断が可能です。
4.気管支炎
咳が主体で、痰や発熱の有無には関わりません。3週間未満を急性、3~8週間を遷延性、8週間以上を慢性とします。3週間以内では急性気管支炎、肺炎など、3週間以上では後鼻漏(鼻汁がのどに咽頭後壁に垂れ込む)、咳喘息、胃食道逆流(GERD)など、8週間以上では咳喘息、後鼻漏、GERDが原因とされています。それぞれの病気を問診と診察で鑑別して処方を行います。
5.急性副鼻腔炎
くしゃみ、鼻水、鼻閉が主症状として出現します。顔や歯の痛みと濃性鼻汁が7日以上継続している場合は細菌性として抗生物質の投与を行い、7日間以内であれば細菌性の可能性は少なく、ウイルス性とされています。症状に応じてレントゲン(Waters法)を撮影して判断することも可能です。
6.細菌性肺炎
38℃以上、脈拍100回/分以上、呼吸数24回/分以上のバイタルサインまたは聴診で肺雑音が聞こえた場合はレントゲンが必要です。影があれば肺炎となります。高齢者の誤嚥性肺炎である場合レントゲンでは判断が難しく胸部CTなどで判断することも可能です。採血を施行する事で重症度の判断もできます。

参考文献:日本医事新報社 『かぜ診療マニュアル第2版』より抜粋

高血圧症

高血圧

高血圧症のリスクはなんですか?
  • ① 心筋梗塞の死亡率が約3倍
  • ② 脳梗塞・脳出血などの脳卒中の死亡率が3~4倍
  • ③ 脳出血の発症率が2~4倍
高血圧症の診断基準は家と病院でどう違うの?
診察室での血圧測定で120/80㎜Hg未満が正常って知っていましたか?
家庭での血圧135/85㎜Hg以上と診察室での血圧140/90㎜Hg以上と値が定義されています。
白衣高血圧って?
診察室での血圧が140/90㎜Hg以上で、家庭での血圧が135/85㎜Hg未満となっています。高血圧症の患者の15~30%と言われており、脳心血管イベントリスクが高いと言われているため、注意が必要です。
血圧を測るタイミングはいつがいいですか?
朝(起床後)一時間以内、晩(就寝前)に座ってから1~2分の安静後に測定するのが望ましいです。原則2回測定し、最低5日間、理想は7日間の平均で判断するのが望ましいとされています。
塩分摂取の日本人の平均はいくつですか?
日本人の一人一日当たりの食塩摂取量は平均9.9gと言われています。健康日本21では男性8.0g/日未満、女性7.0g/日未満が推奨されています。
治療は必要なのでしょうか?
治療を行う事によってさまざまな疾患のリスクが減ると言われています。上の血圧(収縮期血圧)が10㎜Hgまたは下の血圧が(拡張期血圧)5㎜Hg下がると、主要血管イベントで約20%、脳卒中で30~40%、心筋梗塞などの冠動脈疾患で約20%、心不全で約40%、全死亡で10~15%とそれぞれ減少する事が分かっています。このことから高血圧の治療の必要性が分かるかと思います。
血圧はどのくらい下げればいいのですか?
診察血圧130/80㎜Hg未満、家庭血圧125/75㎜Hg未満となります。75歳以上の高齢者・頸部や頭部の血管に狭窄のある脳血管障害患者・慢性腎疾患患者(蛋白陽性)に関しては、診察血圧140/90㎜Hg未満、家庭血圧135/85㎜Hg未満となります。
治療どうすればいいのですか?
適正体重の維持、持続的な有酸素運動、節酒、禁煙などがあります。そして一番大事なのが『塩分制限6g/日未満』です。これは強くガイドラインでも推奨されています。薬物治療としてはカルシウム拮抗薬、アンジオテンシンⅡ受容体阻害薬(ARB)、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE)、β遮断薬、サイアザイド系利尿薬があります。これらを基礎疾患に合わせて、1剤から始めとして下がらなければ併用をして治療を行います。

参考文献:日本高血圧学会『高血圧治療ガイドライン2019』より抜粋

糖尿病

糖尿病

糖尿病の診断はどうなっていますか?
空腹時血糖値≧126㎎/dl、ブドウ糖負荷試験2時間値≧200㎎/dl、HbA1c≧6.5%を2回以上認められれば、糖尿病と診断します。
また、空腹時血糖値110㎎/dl未満かつブドウ糖負荷試験2時間値140㎎/dl未満を満たす方を正常型とし、上記にも当てはまらない中間型の方を境界型と言います。
糖尿病の1型と2型って?
糖尿病には1型と2型があります。1型は自己免疫を原因とした膵臓のβ細胞(血糖値が上昇した際に血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌を行う細胞)の破壊によりインスリンが欠乏して発症する糖尿病の事を言います。2型とはインスリン分泌の不足やインスリン抵抗性をきたす遺伝素因に加え、過食・運動不足などの生活習慣、環境因子としての肥満が加わり、インスリンの作用不足が発生して発症する糖尿病の事を言います。1型と比較してインスリンが必要となることが少ないです。
治療ってどの段階で始めるべきですか?
インスリン依存状態にある方は直ちにインスリン療法が必要となります。インスリン依存状態とはインスリン投与を行わないと重篤な状態となり、命に危険性が及ぶ状態のことを言います。この場合や1型糖尿病の場合は糖尿病専門医の治療が必要になるため、ご紹介させて頂きます。また、随時血糖が250~300㎎/dl以上の場合は最初から血糖降下薬やインスリンなどの治療に加え、食事療法や運動療法を開始する必要性があります。随時血糖は250~300㎎/dlと以下の場合は生活習慣改善を中心に食事療法や運動療法を行い、約2~3カ月間経過をみて目標の血糖値を達成できない場合は薬物治療が必要となります。
血糖コントロールの目標はいくつですか?
血糖正常化を目指す際の目標としてHbA1cが6.0%未満、合併症予防のための目標値としてHbA1c 7.0%未満、治療がこれ以上困難な場合の目標はHbA1c:8.0%未満となっております。当院ではHbA1cの採血を院内で行う事が可能なため、当日に数値がわかり薬物調節が可能です。
高齢者の場合は上記と異なり、患者さんの状態に応じて数値が変わります。
通常の患者さんの場合、HbA1c:7.0%未満が基準となります。
体重や食事療法はどこまでやればいですか?

BMIという指標があり、
① 65歳未満:[身長(m)]²×22
② 65歳~:[身長(m)]²×22~25
を目標にすることが必要です。

エネルギー係数(Kcal/ Kg)
  • ① 軽い労作(大部分が座位の静的活動):25~30kcal/kg
  • ② 普通の労作(通勤・家事、軽い運動を含む):30~35Kcal/kg
  • ③ 重い労作(力仕事、活発な運動習慣がある):35~Kca/kg

上記から、
*総エネルギー摂取量(Kcal/日)=標準体重(kg)× エネルギー係数(Kcal/kg)を出します。
*印の計算式で算出したカロリー数から計算したものが一日の総カロリー数となります。

運動療法はどうすればいいですか?
有酸素運動を中等度で週150分かそれ以上、週に3回以上、運動しない日が2日間以上続かない様に行います。一回の運動は10分以上で最終的には10~30分以上行うのが良いとされています。
治療薬にはなにがありますか?
① スルホニル尿素(SU)薬 膵臓の細胞に査証しインスリンの分泌を促す作用があります。
低血糖発作を起こしやすいので注意が必要です。
② ビグアナイド薬 肝臓からブドウ糖の放出を抑制したり、末梢の組織のインスリンの感受性を上げたりすることにより効果を発揮させる薬剤です。
③ αグルコシダーゼ阻害薬 腸管での糖の分解を抑制して吸収を遅らせる働きがあります。
食直前に内服するので、食後の高血糖や高インスリン血症を抑えることができます。
副作用として下痢、放屁があるので注意が必要です。
④ チアゾリジン薬 末梢の組織でのインスリンの感受性を高め、肝臓からの糖の放出を抑制する効果がある薬物です。
⑤ 速効型インスリン分泌促進薬 インスリンの分泌を速やかに促進し、食後の血糖値を抑える薬剤です。
短時間で効果がなくなるため、血糖値が低くなり過ぎるのが少ないです。
⑥ DDP-4阻害薬 血糖値が上がる際に食後のインスリン分泌を促す作用と血糖値の上昇を下げる『グルカゴン』というホルモンの分泌を抑制する作用で、食後の血糖値上昇を防ぐ薬剤です。
⑦ SGLT2阻害薬 腎臓の中で糖分が再度吸収されるのを防ぎ、尿の中に糖分を出して外に排泄する事で血糖値を下げる効果のある薬剤です。
⑧ GLP-1受容体作動薬 注射薬で、⑥と同じ作用で血糖の上昇を下げ、空腹時の血糖値も下げる効果があります。

参考文献:南江堂 糖尿病診療ガイドライン2019

脂質異常症

脂質異常症ってなんですか?
10時間以上の絶食を空腹時とし、採血を行い次の結果が出た場合を指します。LDLコレステロール140㎎/dl以上(Non-HDLコレステロール170㎎/dl以上)、HDLコレステロール40mg/dl未満、トリグリセライド(TG)150㎎/dl以上のことを言います。
なぜなるのでしょうか?
遺伝素因、食習慣の欧米化、運動不足、肥満(特に内臓脂肪型)などを原因として発症します。また喫煙によるHDLコレステロールの低下もあります。
脂質異常症だと病気のリスクってどうなりますか?
指標に関しては細かいのですが、吹田スコアというものが使用されます。このスコアは心筋梗塞などの冠動脈疾患のリスクがどれくらい高いかを判断するのに用いられます。
35歳~74歳までは吹田スコアを使用します。
範囲 点数
① 年齢 35-44 30
45-54 38
55-64 45
65-69 51
70-74 53

② 性別

男性 0
女性 -7
③ 喫煙 あり 5
禁煙中 0
④ 血圧 至適血圧sBP<120
かつdBP<80
-7
正常血圧sBP<120-129
かつdBP80-84
0
正常高値血圧sBP130-139かつ
dBP85-89
0
Ⅰ度高血圧sBP140-159
かつdBP90-99
4
Ⅱ度高血圧sBP≧160
かつdBP≧100
6
⑤ HDL-C <40 0
40-59 -5
≧60 -6
⑥ HDL-C <100 0
100-139 5
140-159 7
160-179 10
≧180 11
⑦ 糖尿病 あり 5
⑧ *家族歴 あり 5

* sBP:収縮期血圧(上の血圧)
* dBP:拡張期血圧(下の血圧)
* 家族歴:早発性冠動脈疾患既往

①~⑧の合計点数でリスク危険因子を測定
吹田スコア
①-⑧合計40以下
低リスク
(2%未満)
吹田スコア
①-⑧合計41-55
中リスク
(2-9%)
吹田スコア
①-⑧合計56以上
高リスク
(9%以上)

65歳以上75歳未満の高齢者では高LDLコレステロール血症が冠動脈疾患の重要な危険因子であり、スタチンによる薬物療法で冠動脈疾患、ラクナ梗塞やアテローム血栓性脳梗塞脳梗塞の一次予防ができることがわかっています。

食事で何に気を付ければいいですか?
肉の脂身、動物脂(牛脂、ラード、バター)、乳製品を抑え、魚・大豆の摂取を増やしましょう。野菜、海藻、きのこの摂取を増やし、果物を適度に摂取してください。
脂質異常症の治療法は何がありますか?
治療はどんなものがありますか?
① スタチン系薬剤
(HMG-CoA還元酵素阻害薬)
肝臓でのコレステロールの産生を抑え、LDLの受け皿を増やすことにより血液中のLDLコレステロールを下げる薬です。一番LDLコレステロールを下げる効果が強い薬剤であり主剤となる薬物です。横紋筋融解症(筋肉が壊れる状態)の副作用があるため、注意が必であり、副作用のチェックが必要な薬となります。
薬剤名:メバロチン®、リポバス®、ローコール®、リピトール®、リバロ®、クレストール®
② フィブラート系薬剤 肝臓での中性脂肪の産生を抑え、胆汁(脂肪の分解酵素)のコレステロールの排泄を増やすことで、肝臓や血液内の中性脂肪やコレステロールを下げる薬剤です。
薬剤名:ベザフィブラート®、リピディル®など
③ 陰イオン交換樹脂 コレステロールは胆汁酸に変えられ、腸から再度吸収されます。この薬剤は胆汁と結合する事で再吸収を抑えます。これにより肝臓と血液中のLDLコレステロールが下がります。
薬剤名:コレスチラミン®、コレバイン®
④ ニコチン酸誘導体 中性脂肪の分解を促進させ、中性脂肪を下げます。コレステロールの排泄も促進させる効果があります。ビタミンEとニコチン酸がつながった薬剤です。
薬剤名:ユベラN®など
⑤ ω‐3脂肪酸製剤 イワシやサバなどに含まれる成分であり、中性脂肪を抑える薬です。血小板の凝集を抑える効果もあります。
薬剤名:エパデール®、ロトリガ®
⑥ 小腸コレステロールトランスポーター阻害薬 腸管からのコレステロール吸収を阻害することでLDLコレステロールを下げる薬です。
薬剤名:ゼーチア®
⑦ PCSK9阻害薬 LDLコレステロールの肝臓への取り込みをコントロールするPCSK9という酵素の働きを抑えてLDLコレステロールの肝臓への取り込みを促進させ、血液中のLDLコレステロールを下げる薬です。
薬剤名:エボロクマブ®、アリロクマブ®
⑧ ブロブコール コレステロールからの胆汁酸合成促進、LDLの分解促進を行い、血液中のLDLコレステロールを下げる薬です。
⑨ 選択的PPARαモジュレーター 新規のフィブラート系薬剤です。PPARα受容体に作用し、リポタンパク質リパーゼを活性化し、トリグリセリドを分解する事で、中性脂肪を下げる薬剤です。
薬剤名:パルモディア®

参考文献:日本動脈硬化学会『脂質異常症ガイド2018年版』より抜粋

高尿酸血症・痛風

高尿酸血症・痛風

尿酸値はいくつ以上が病気なのですか?
血清尿酸値が7.0㎎/dl以上です。
どのくらいの頻度で痛風って起こるのですか?
ある病院の研究では2年間で一般内科の外来を受診した患者の5%に痛風が認められています。
高尿酸血症のリスクってなんですか?
腎臓への障害、痛風、尿路結石になる可能性があります。また、高血圧、心不全の発症増加や死亡率と関連すると言われています。1mg/dlの上昇が慢性腎疾患の発症が1.22倍となると言われています。尿量の低下、持続する酸性尿、尿中尿酸排泄量の増加がリスクとなり、尿路結石の形成を促進させることが分かっています。
痛風ってどう治療するのですか?

尿酸―ナトリウム(MSU)結晶が関節内に付着することによって起こります。治療法としては非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)、コルヒチン、グルココルチコイドがあります。

①NSAIDsとしてはナイキサン®などが主に使用されます。
②コルヒチンに関しては発作時から12時間以内の投与が望ましく、低用量で使用する事が推奨されています。疼痛が改善したら中止するのが良いとされておりますが、副作用や相互作用が多い薬剤であるため、投与には注意が必要です。
③経口グルココルチコイドは短期間の高容量投与が推奨されています。いずれにせよ専門的な見解が必要なので医師に確認しましょう。

治療しても痛風になるって本当?
尿酸降下薬で治療を開始した際に血中の尿酸値が低下する事で、関節内に沈着しているMSU結晶の表面が変化したり、結晶が関節内に剥離したりすることによって生じます。発作時の対処としては痛風の治療に準じます。痛風予防のためにも関節内のMSU結晶は尿酸降下薬で徐々に消失するので、継続して治療を行う事が重要です。
高尿酸血症の治療って?
高尿酸血症のタイプは尿酸産生過剰型、尿酸排泄低下型、混合型に分かれます。尿酸産生過剰型には尿酸産生抑制薬としてアロプリノロール®、フェブリク®、トピロリック®などを使用します。尿酸排泄低下型にはユリノーム®などがあります。
治療の目標値はいくつですか?
6.0㎎/dl未満となります。当院では採血で当日結果が出るため、治療の必要性の判断や治療効果判定、薬物調節などが可能です。
食事は何に気を付けたらいいですか?
レバー、干物、白子、アンコウ、健康食品(核酸(DNA・RNA)、クロレラ、ロイヤルゼリーなど)、カツオ、マイワシ、エビ、ビールなどがあるため、摂取を控えるのが良いです。

参考文献:日本痛風・核酸代謝学会『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン』より抜粋

メタボリックシンドローム

メタボリックシンドローム
① 内臓脂肪蓄積
ウエスト周囲長 男性 ≧ 85㎝
女性 ≧ 90㎝
内臓脂肪面積 男女とも ≧ 100㎝²
*ウエスト周囲長よりもCTスキャンでの測定が推奨されている
② 高トリグリセライド血症 ≧ 150㎎/dl
かつ/または 低HDLコレステロール血症 ≦ 40㎎/dl
③ 収縮期血圧 ≧ 130㎜Hg
かつ/または拡張期血圧 ≧ 85㎜Hg
④ 空腹時血糖値 ≧ 110 ㎎/dl

上記①かつ②~④のうち2項目以上をメタボリックシンドロームと定義されます。

動脈硬化

高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症といった生活習慣病の影響で動脈硬化は進みます。最終的には脳梗塞や心筋梗塞へ発展すると言われております。当院ではABIという検査で評価ができます。この検査では、あお向けに寝た状態で両腕・両足首の血圧と脈波を測定します。時間は5分程度で、血圧測定と同じ感覚でできる簡単な検査です。動脈の硬さ、動脈のつまり、血管年齢を測定することが可能です。ご興味のある方はご相談ください。

生活習慣病の運動療法

  • ① 運動は食直後を避け、食前または食後2時間以降に行う。
  • ② まずは今の生活に10分運動時間を加えて始める。
  • ③ 猛暑や厳冬季は外での運動は控えて、ベンチステップ運動を行う。

    ベンチステップ運動とは…

    台高20cmの場合、右足から乗せて、左足を乗せて、台を上る。その後左足を下ろして右足を下ろして降りる(上がった足から下ろす)。時々左右を入れ替える。
    20回/分(速歩:5メッツ)
    *メッツとは安静時代謝の何倍に相当するかを示す運動強度単位のこと

  • ④ 中等度(3メッツ以上)の有酸素運動を定期的に毎日合計30分以上の目標に行う。
  • ⑤ 30分以上の運動を毎日続ける(最低週3日は実施)のが望ましい。
  • ⑥ 10分間の運動を3回実施など短時間の運動を数回に分けてもよい。

参考文献:日本動脈硬化学会『脂質異常症ガイド2018年版』より抜粋

インフルエンザ

インフルエンザ

インフルエンザの潜伏期間は平均2日間(1~4日間)と言われています。症状としては38℃~40℃の発熱、強い筋肉痛や関節痛、強い倦怠感などがあり、急激に症状が出るのが特徴です。特徴的な所見としてインフレンザ濾胞というものがあります。のどの奥を見ることで確認できる場合があります。

インフルエンザの検査が陰性であっても流行期であれば60.6%の方がインフルエンザの可能性があります。医師の判断でインフルエンザの可能性が高いと判断した場合には陰性であっても投薬を行う事があります。治療法としてはタミフル®(カプセル)、リレンザ®(吸入5日間)、イナビル®(吸入1日間)、ゾフルーザ®(錠剤)、ラピアクタ®(点滴)があります。

健康な人であれば、その症状が3~7日間続いた後、治癒に向かいます。子供やご高齢の方は気管支炎や肺炎などの合併症を発症しやすく、重症化すると脳炎や心不全になる場合もあります。インフルエンザウイルスには強力な感染力があり、いったん流行すると、年齢や性別を問わず、多くの人に短期間で感染が広がります。二次感染、合併症の予防のために、できるだけ早く受診することが大切です。

膀胱炎

膀胱炎ってなんですか?
主として尿道から細菌が膀胱内に侵入し、膀胱の炎症を起こす病気です。細菌が膀胱から尿管を通り腎臓に達すると血液内に細菌が侵入し腎盂腎炎となることもあります。腎盂腎炎になると重症化することもあり、早期治療が大切になります。膀胱までの道のりが男性よりも女性の方が短く、また膣といった細菌が繁殖しやすい場所が近くにあるため、女性に多いのが特徴です。男性の場合、前立腺肥大、尿路結石などの合併症がある可能性が高く、精査も必要となります。
どんな症状がでますか?
症状としては普段よりも明らかにトイレが近い(頻尿)、排尿時、特に終わりに下腹部の痛みが出る、残尿感、血尿、尿が濁るなどがあります。
診断はどうするのですか?
症状と尿検査や必要に応じて採血などを行い、尿中の白血球数や細菌数などを調べ、診断を行います。
治療方法はなんですか?
ほとんどの膀胱炎は大腸菌などの細菌感染症であるため、抗菌薬治療を7~10日間程度の内服が必要です。症状は治療を始めて3日ぐらいでよくなることがほとんどです。しかし、症状がよくなったからといって治療を自己中断すると、膀胱内に少し残っている細菌 が繁殖し、抗生剤に耐性ができたりすることで難治性の膀胱炎になることがあります。また、飲水を心がけトイレに頻回に行くことが重要です。膀胱から細菌を出すためにも、飲水は大事な治療となります。
予防方法ってありますか?
一度膀胱炎になった場合は、生活習慣や身体の状態が膀胱炎にかかりやすい状況になっていることが多いです。仕事などでトイレに行かないことや飲水が少ない、陰部周囲の清潔さが保てないなどがあります。このような場合は生活習慣や身体状況を整える必要性があります。

便秘症

どのくらいで治療すればいいですか?
週に3回以上便が出ない人は腹部膨満感、腹痛や硬便による排便困難に悩む事が多く、排便時に4回に1回より多い頻度で排便困難感や残便感を感じる人は日常生活に支障が出るため、治療介入が必要であるという疫学データがあります。
診断基準ってありますか?
便秘の診断基準
  • ① 排便の4分の1超の頻度で、強くいきむ必要がある。
  • ② 排便の4分の1超の頻度で、兎糞状便または硬便である。
  • ③ 排便の4分の1超の頻度で、残便感を感じる。
  • ④ 排便の4分の1超の頻度で、直腸肛門の閉鎖感や排便困難感がある。
  • ⑤ 排便の4分の1超の頻度で、用手的な排便介助が必要である。
  • ⑥ 自発的な排便回数が、週に3回未満である。

①~⑥が二項目以上満たす場合を便秘症と言います。また、6カ月以上から症状があり、最近3カ月間は上記の診断を満たしている場合を慢性便秘症と診断します。

食事療法は?
食物繊維摂取量の適正化は18~20g/日が目標となります。
薬での治療はどのようなものがありますか?
① 酸化マグネシウム®、マグミット® 以前からある薬で、町内に水分を引き寄せ、便を軟化増大させます。便増大による刺激で間接的に調の運動が活発になり、便通が良くなります。高マグネシウム血症を起こすことがあるため、腎機能障害のるある高齢者では使用しないことが推奨されています。
② グーフィス® 腸の回腸末端部にある胆のうから出る胆汁という消化酵素を再吸収する部分に働き、胆汁の再吸収を抑制します。これにより大腸管腔内に流入する胆汁酸を増加させ、腸に水分分泌を促し、消化管運動を促進させます。
③ アミティーザカプセル® 小腸にはクロライドチャネルと呼ばれる腸液の分泌に関わる受容体が存在します。このクロライドチャネルを活性化すれば、小腸内の水分分泌が促されるために便を柔らかくします。
④ モビコール配合内用剤® 高分子量化合物のポリエチレングリコールを投与すると浸透圧により腸管内の水分量が増加する。その結果便中の水分量が増加し便が軟化、便容積が増大する事で生理的に大腸の蠕動運動が活発化し排便が促されます。
⑤ センナシド®、アローゼン® この物質は腸内細菌によって分解され、大腸を刺激する物質へと変換されます。これがきっかけとなり、大腸の運動(蠕動運動)が活発になります。その結果、便が肛門側へ押し出されるようになります。

代表的な薬剤を挙げましたが、これらの薬剤を症状に応じて組み合わせて使用し、食事療法と共に治療を行います。

花粉症・アレルギー性鼻炎

止まらない鼻水、鼻づまり、くしゃみの三大症状で有名です。メカニズムとしては、次のような事が起こっています。ほこりやスギ花粉などの抗原(=アレルゲン)が鼻の粘膜に付着すると、その抗原だけに反応するIgE抗体という物質が作られます。このIgE抗体がアレルギーを起こす細胞の表面に結合します。抗原が内部に侵入すると反応が起こり、種々の化学伝達物質が放出されます。 これらの化学伝達物質は血管の拡張をもたらして鼻づまりを起こし、粘膜に分布する神経に作用してくしゃみを引き起こします。この状態が亢進した状態のことをアレルギー性鼻炎といいます。同時に目のかゆみや充血といった眼症状も同様のメカニズムで引き起こされます。これがアレルギー性結膜炎です。通年性ではハウスダスト・ダニ、季節性では花粉が要因となります。

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ハンノキ属
スギ
ヒノキ科
イネ科
ブタクサ属
(キク科)
ヨモギ属
(キク科)
カナムグラ
(アサ科)
  • 多い
  • やや多い
  • 少ない
治療方法はなんですか?
  • 抗ヒスタミン薬の図

    ① 抗ヒスタミン薬…アレルギー反応に関与するヒスタミンをブロックします。
    右記上記図は目安であり、個人差があります。それぞれに特徴があり、症状に応じて個人個人に合った処方を致します。

  • ② 抗ロイコトリエン薬…鼻づまりの原因になるロイコトリエンという物質をブロックします。(オノン®、シングレア®など)
    主に右記上記の薬を内服薬として重症度に合わせて組み合わせて使用します。

点鼻薬について

1)ケミカルメディエター遊離抑制剤 2)抗ヒスタミン薬点鼻 3)ステロイド点鼻
主に上記の3種類があります。

1)インタール点鼻薬
安全性が非常に高く、授乳中・妊婦さんにも用いることが可能です。しかし、効果発現は2週間程度要します。

2)リボスチン点鼻薬、ザジテン点鼻薬
②は、ステロイドを含まないという点では優れていますが、内服薬が多く出ているため、使用頻度は減っています。

3)アラミスト点鼻薬、ナゾネックス点鼻薬、エリザス点鼻薬、フルナーゼ点鼻薬
点鼻薬の主流の薬剤となります。最近のステロイド点鼻薬は非常に副作用が少ないのが最大の特徴で、アラミスト点鼻薬®やナゾネックス点鼻薬®は噴霧した部分にのみ作用し、ステロイド成分が血液循環にほとんど入らないため、副作用が少ないという特徴があります。
1~2日間で効果が出現し、2週間程度で効果を発揮します。途中で使用するのを止めないことがポイントとなります。

アレルギー性結膜炎に対しては、ケミカルメディエター遊離抑制薬(インタール点眼液®など)、第2世代抗ヒスタミン薬(ザジテン点眼液®など)、副腎皮質ホルモン(フルメトロン点眼液®など)を使用します。

気管支喘息

喘息の男性

最近の調査では気管支喘息の患者さんは400万人を超えており、年々増加傾向です。過去に小児喘息の方の場合、成人になって再発するケースは3~4%といわれています。

喘息の発症要因として、たばこ、ダニ、ハウスダスト、花粉、ペットといったアレルゲンに加え、ここ最近では家屋構造の変化によるアレルゲンの増加、排気ガスや工場排煙などによる大気汚染、食品や住宅建材などの化学物質、長時間勤務による過労やストレスが増えたことなどが喘息を発症させる要因と考えられます。

喘息は、症状がないときも慢性的に気道に炎症が起きており、炎症がある気道に刺激が加わると、気道が狭くなり、痰などの分泌物が増えます。この状態が慢性化すると突然の咳き込みや呼吸をするたびにゼイゼイ、ヒューヒューといった音がする喘鳴(ぜんめい)、息苦しくなる、といった症状が起こります。発作は治療によって通常は数分から数時間でおさまりますが、激しい発作が長く続くと危険な状態になる場合もあり、入院が必要なこともあります。

(C)Asahi Neurology and Internal Medicine / Psychiatry Clinic